シャフトブーツなどのゴム部品は大変形をしながら自己接触を繰り返すため、耐久性能が求められます。今回は超弾性材料特性を合わせこみ、耐久性能を評価しました。
実験と解析の相関が取れない。また、要素の変形が過大となり、計算が発散してしまう。
解析におけるゴムの特性は、引張試験から得た応力-ひずみ特性から超弾性特性を同定して表現していますが、実験との相関が取れない状況でした。
そこで、類似形状での実験を実施し、材料特性の合わせ込みを実施しました。
ゴムのような大変形解析は要素が大きく歪むため、解析精度や計算が安定している6面体ソリッド要素を使用します。
また、変形時の要素の歪みを意図的に設定して、計算中に要素の変形が過大にならないような工夫をしました。