樹脂部品を取り扱うお客様内で成型時のそり変形により、組み付かない、あるいは面差が大きいという課題を抱えておりました。樹脂流動解析を実施する事で、開発初期に様々な問題を把握して、製品不具合の発生を減らすことができました。
樹脂部品の成形不具合として以下の様な課題があります。
お客様の成形不具合の解決のために、
樹脂流動解析は、樹脂の流動と金型の熱伝導との連成解析から始まり、保圧解析、変形解析までのSTEPを積み重ねて行きます。前のSTEPを起点に次の STEPを計算するために、STEP,STEPで計算結果に誤差が累積されます。
この累積誤差を考慮せずに、解析結果のみから「ひけ、そり、ウェルドの発生」を評価していませんか?DIPROは、樹脂流動解析結果と成形結果との相関を定量化するために、データとノウハウを蓄積して樹脂流動解析を実務に適用し活用できる手法を構築します。
評価項目例
成形品の設計初期段階からゲートの位置や、射出速度、保圧などの条件の予測ができることで、そり変形などの不具合を減らすことができます。また、解析により生産技術部門の要件を前倒で検討できる様になり、金型試作後の設計部門へのフィードバックや、手戻りを大幅に減らすことができます。