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受託解析

解析事例

エンジンフードインナー備品の板厚最適化

概要

自動車の車両安全対策として、乗員保護要件と歩行者保護要件があります。
近年、歩行中の死亡者数が自動車乗車中の死亡者数より増加しており、歩行中事故の改善が課題となっていますが、合わせて燃費向上のため車体の軽量化も求められています。今回は、板厚最適化解析の実施による最適化解析事例を紹介します。

インパクタ加速度

課題

  • 歩行者保護性能を最大限に満足させたい。
  • 歩行者保護性能を満足させつつ、部品の軽量化を図りたい。

DIPROからの提案

子供頭部用インパクタ3.5kg 直径165mm

フードの板厚最適化解析により、要件を満足する結果を算出します。
板厚最適化解析を実施する際は、「目的条件(何を狙うか)」「設計変数(板厚調整範囲)」「応答値(部品質量)」「制約条件(HIC値の上限)」を設定します。

解析結果

最適化解析を実行すると、ソルバ内部で下記の処理を行い、最適解を求めます。

①最適化条件を基に応答局面を作成し最適解を予測する ②予想値周辺の応答局面を作成し最適解を予測する 以降、②を繰り返し最適解を算出する

上記のように最適化計算を行うことにより歩行者保護性能と軽量化の両立解を求めることができます。

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