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受託解析

解析事例

マフラーの熱流体解析

概要

マフラーの熱流体解析

マフラーは、エンジンからの排気音を抑制する機能があります。
しかし、出力性能とトレードオフの関係を持つことから、両性能のバランスが要求されます。
内部構造の検討を実施するにあたって、熱流体解析を実施して圧力損失など影響を調査し、改善案を検討します。

課題

現状の形状では消音性能は満足しているが、燃費性能が目標未達であり、マフラーの圧力損失改善に取り組んでいました。

解析による評価

マフラー内の熱流体解析を実施すると、隔壁構造内のパイプ出口で流速が早くなっているおり、拡張室内で速度差が発生して、大きな渦が発生していることがわかりました。

解析による評価

対策案

対策案としてマフラー間の端末でフランジ構造のような曲げRを追加しました。この構造により、拡張室の入口管周りで流れが拡散するようになり、出口管内でもスムーズに排ガスが集められるようになりました。

対策案

実際に圧力の分布を確認してみると、マフラー消音室の入口と出口間の圧力損失は12.5%改善していることがわかりました。

圧力損失は12.5%改善

解析による評価

今回の解析により、マフラー構造変更により、ある程度の燃費性能の改善アイテムや発掘や効果代の検討を実施することができました。

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