エンジンマウントは、「防振」「制振」「支持」の3大機能を果たし、車室内の快適性を確保するのに重要な役割果たす部品です。エンジンを支持するための剛性が不足していると、車体が共振し不快音が発生します。今回は、周波数応答解析の実施により車体への悪影響を確認します。
エンジンマウントの剛性不足による不快音発生懸念を確認したい。
周波数応答解析を実施し、エンジンマウントの各方向への加速度を出力します。
加速度ピーク値と、実稼働モードを確認し、音響共鳴域に合致していないか評価します。
加速度ピーク値が、音響共鳴域(70~80Hz)から外れていており、エンジンマウントのローカル剛性に起因する悪影響が無いことを確認することができました。
実稼働モードにおいては、エンジンマウント及び周辺の局所変形はありませんでした。