マフラーの騒音問題については、サイレンサーの内部構造及び外表面の共振による影響があります。振動解析をマフラー単体で実施し、共振箇所を特定や、共振周波数、応力値などを確認します。
マフラーの共振周波数と振動レベルや耐久性能を調査したい。
直接周波数応答解析をサイレンサー単体で実施し、外表面(応答点)の加速度を出力します。出力結果からサイレンサー外表面の共振周波数を特定することができます。
解析結果を確認すると、いくつか加速度応答のピークが見られます。このピーク周波数が加振減となるエンジンの振動と一致すると共振が発生し様々な問題が発生します。
今回の解析結果からエンジンの共振周波数から大きく外れているため、問題が無いことがわかりました。
加振元との共振はないことがわかりましたが、共振周波数の実稼働モードを応力を確認しました。
実稼働モードはマフラーエンドが変形するモードとなり、付け根に応力が発生してましたが、疲労限の応力値や安全係数を考慮して十分に低い値であることがわかりました。