コンロッドは、自動車のクランクシャフトとピストンとの間に連結されている部品です。左図の左側の取り付け部でピストン、右側の取り付け部でクランクシャフトと連結しています。
ピストンとクランクシャフトの間でコンロッドは大きな力を受け、取り付け部が歪んでしまうことがあります。
本解析では、取り付け部の歪みが発生しないように事前に応力値を調べます。
コンロッドに力がかかると取り付け部が真円から楕円に遷移します。この部分の剛性や強度性能が確保できているか事前に評価したい。
ASSY解析は大規模な計算モデルになり、且つ、コンロッドの形状をトライ&エラーで検討したいという要望でした。そこで、コンロッド以外の部分を一度、スーパーエレメントにより解いておくことにより、計算時間を削減した検討を提案いたしました。
スーパーエレメントを用いたことで、計算時間を大幅に削減できました。通常のASSYモデルでは実施できないような、ケーススタディを多数、実施することができたため、最適な形状を短時間で得ることができました。