自動車の内装部品と車体の結合には樹脂クリップなどが使われています。
挿入時に永久ひずみが発生して、残留変位が残ると、内装部品のぐらつきであったり、低級音の発生につながるため、解析上で強度性能を評価することになりました。
材料非線形性に加え、速度依存性があり、さらに挿入時には叩いて内装部品を取り付けるため、衝撃が加わります。
このような現象では陽解法ソルバーを使用し、動的な非線形問題として解くことにしました。
クリップの根元の変形が過大になることがわかりました。
この結果を受けて、クリップ座面の形状変更(肉厚やR値)を実施することになりました。