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歯科用CAD/CAMシステム

株式会社コアデンタルラボ横浜 様

国内初の自動搬送システムで歯科技工業界のDXを実現
コアデンタルラボ横浜様で本格稼働開始

コアデンタルラボ横浜(神奈川県横浜市港南区、代表取締役 陸 誠(くが まこと))様は、デンタル模型(被せ物等を製作するために作業に使用する石膏模型)のスキャンニング作業を効率化するため、当社が開発する国内初の自動搬送システムを導入し、運用を開始しました。

保険治療にCAD / CAMシステムを用いて製作する白い歯の被せもの(CAD / CAM冠)が適用されるようになり、歯科技工におけるデジタル化は急速に進んでいます。しかしながら、未だデジタル化に伴う模型のスキャニングでは手作業が多く非常に手間がかかっていました。コアデンタルラボ横浜様では、本システムの導入により自動化を実現し、夜間にスキャニングを行うなど、作業効率を大幅に向上させ、歯科技工士がより高度な技工作業に集中することが可能となりました。

コアデンタルラボ横浜様は、デンタル分野での更なるデジタルトランスフォーメーションを目指し、AI活用による品質向上や、リモートワーク時代のデータ保護システムにも取り組んでいます。 当社は製造業で培った技術を活用し、今後も歯科技工業界のデジタル化を支援します。

背景

CAD / CAMシステムが歯科技工業界に導入され、歯科技工におけるデジタル化は日々進化しています。一方で、歯科技工士を取り巻く労働環境は厳しさを増しており、歯科技工士の高齢化や若手歯科技工士の就業率の低下、離職率の上昇による歯科技工士不足が進んでいます。

こうしたなか、コアデンタルラボ横浜様は、創業以来、職人技による歯科技工技術の探求に加え、CAD / CAMなどのデジタル技術を積極的に導入し、就労環境の改善と効率化に取り組んでいます。

デジタル化に伴う模型のスキャニング作業では、歯科技工士が模型を手動でスキャナーにセットし、スキャン・データ出力作業などを行っています。一日に数多くの模型のスキャニングを行っていますが、この作業は、他の作業と比べ高度な技工技術をあまり必要としない単純作業であるため、自動化が課題となっていました。

当社は、これらの課題解決に向け、携帯電話を日本国内で製造している唯一のODM / EMS企業である、ジャパン・イーエム・ソリューションズ株式会社(以下JEMS)と共同で、国内初となる完全自動化システムを開発しました。自動搬送システム(ロボットアームと模型をセットするマガジンで構成)と、上下顎の石膏模型咬み合せ治具アーキュレス™を利用することにより、完全な自動化が可能となりました。

導入したシステムの概要

自動搬送システムの特徴

  1. 当社が販売・提供する計測機「DORA Plus」と自動搬送システムが連携して、マガジンにセットされた石膏模型を連続的に自動で搬送するシステムです。
  2. 自動搬送システムはロボットアームとマガジンで構成され、マガジンには40症例分の石膏模型をセットすることができます。
  3. 上下顎石膏模型の咬み合せ治具アーキュレスTMと専用模型台、自動搬送システムとの組み合わせでスキャニング作業の自動化を実現しました。

導入効果

模型製作から計測の工程では、計測時間が無くなる事により計測工程8分×50ケース / 日=6.7 時間(400分)の労働時間の確保ができ、計測作業者が他の高度な技工作業に集中できるようになった事は大きな効果です。

今後について

コアデンタルラボ横浜様は、日本全国、さらには海外の歯科医・歯科技工士の皆さまのご要望にお応えするため、今後も最新設備とデジタル技術を活用し、働き方改革および迅速かつ高いクオリティを追求します。

当社は、今回の取り組みをリファレンスとして、これまで培ってきた技術を活かし、歯科技工業界の更なるデジタルトランスフォーメーションを推進します。

その他導入事例

お問い合わせ先

デジタルプロセス株式会社 デンタルビジネス室
E-Mail: dipro-dental-info@cs.jp.fujitsu.com
TEL: 045-522-4641

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